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ニュース / ブログ

2018.1.17

旧町名を愛する人々 -名古屋の旧町名の復活を目指す有志の会


なごや栄二丁目新聞社®

この記事は、2015年7月13日(第2号)に掲載された記事です。

名古屋中心部にかつてあった町名を取り戻そうと、住民らの復活運動が盛んだ。有志の会は毎月の勉強会で親睦の輪を広める。一方、合意形成に動いた経験もある古くからの住民は「今がラストチャンス」と訴える。旧町名が消えて約50 年。復活にかける思いと展望を聞いた。

着実に広がる有志の輪

名古屋の旧町名は17世紀初頭の遷府から城下町にあった。1966年の法改正に伴う合理化で丸の内、錦、栄などに変わった。

飲食店経営者らでつくる「名古屋の旧町名の復活を目指す有志の会」は発足3年目。5月例会は読売新聞社の千田龍彦さんが旧尾張藩士の娘をテーマに講演し40人が聞き入った。

旗揚げの中心人物で、栄3丁目の料亭つたもを営む深田正雄さんは「この界隈は住吉町という粋な名前だった。記号みたいな町名では歴史も文化も感じられない」と話す。

雪辱に燃える古参住民

一方、復活寸前で挫折を味わった住民もいる。御園座の南、1目で金属店を営む伊藤巧さんは03年、地元区政協力委員長らと「南園町」復活を求め嘆願を提出。協議会で、あと一歩のところで反対者が出て断念した苦い経験がある。

の決意と苦労が旧町名に詰まっている。歴史を無視する民族は衰退する。当時を知る世代が復活させないと歴史が途絶えてしまう」と訴える。

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「有志の会」の入会・例会参加の申し込みは、料亭つたも(052・241・3666)へ。